【書評】全ての基盤は「信用」
もはや物質的なお金という幻想にすがりついている場合ではないのかもしれません。
圧倒的な時代感覚と、起爆者としての論理がありました。
西野亮廣さんの今が切り取られているように感じます。
全ての基盤は「信用」
西野さんはこの本の中で「信用」を物質化したものがお金だといっています。それはお金の原理から言ってもそうなのですが、西野さんはもう一歩進めた理解をしているように思います。
それは全世界の共通という「信用」ではなく、はっきりした人間関係における「信用」といった形という捉えです。つまり、お金は労働対価ではないということなのです。もう僕たちは基本的にある程度稼げて、ある程度生活ができているということが前提にあって、どこにお金を使うかは「信用」によるよというものです。
これは西野さん流の広告でも同じように扱われていて、「信用できる人」に発信してもらう情報が一番広告としての効果が高いというものです。だから、 匿名性が強いTwitterよりも属人性が強いInstagramを大切にしていることが伝わってきます。
西野さんは物質としてのお金に関心があるように感じられません。確か堀江貴文さんもそんなことをいっていたように思います。お金をお金として扱い執着する時代はもう終わってきているように感じます。
できればぼくもそうなりたい。でも今、そうはなれていないのが現実です。
お金に対する価値観を西野さんレベルに達するまでに、一度お金をしっかりと手に入れるという過程を経なければいけないように感じます。
これは西野さんも芸人での稼ぎがあったから、えんとつ町のプペルの製作期間をじっくり取れたともいっています。
これも努力の方向性を明確に打ち出していたからこそできたこと。自分もよりよく生きていくために努力はしなければいけません。
#革命のファンファーレ、つけてみます。