ペースト状です

たぶん、そういうことです。

PCR検査、その重み

同僚が体調を崩して仕事を休んだ。そうか。疲れが出たんだなと思っていたが、どうやらPCR検査まっしぐらだったらしい。ぼくなんかはPCR検査ってどんなことやるのか割と興味関心であるし、陽性になったらそれはそれで仕方ないんじゃないかなという立場の人間だ。そのノリで、PCRのこと教えてね、とメッセージを送ったら、とても不安だという返事が来た。これは申し訳ないことをしたなと反省せざるを得なかった。職場で体調を崩す人がめっきり少なくなったから、コロナウイルスとの向き合い方が緩慢になってきていた。もし彼が陽性となれば、職場第一号として対応を追われることになるだろう。そんな不安を抱えて体調不良と向き合っているのだ。いや、体調不良を抱えて不安と向き合っているのだ。いずれにせよ、健康的ではない。偏見なんてくそくらえ、とも思いながら、偏見の瞬間風速は馬鹿にできないものがある。平気で思いっきり人を傷つけていく。とりあえず、どんな結果になろうともそういう瞬間風速に対して、一人で向き合わないように、みんなで支えられるように、気持ちの準備だけはしておこうと気を引き締めた。