ペースト状です

たぶん、そういうことです。

2018-01-01から1年間の記事一覧

太宰治の『斜陽』と『津軽』

太宰治の『斜陽』と『津軽』を読んでいたんです。先日まで。高校生の時に『人間失格』を読んだことがありました。「こりゃあ合わないな」と思っていました。でもね、30になった今読むと味わいが違うんですよ。太宰作品。僕も大人になったんだなとちょっと…

メンタルダウンした女性同僚を支える距離感の話とメタ認知。

年末になりました。年末って好きです。仕事のあれこれに気にかけなくてもいいから。リソースをそこに割かなくていいって、すごい楽です。仕事が好き嫌いとかそういう次元ではないのですけれど。 年末なので、自分を戒めとふりかえりにちょっと重めのエントリ…

心に響く良い言葉をかけてあげるって大切だけれども。

www.lifehacker.jp 皆さんはどう思いますか。僕はこの手の記事が嫌いなんです。 この手の記事は「こうすれば子育ては上手にいきますよ」というヒントを与えているように見えますよね。でもね、そんなことはないんですよ。 あなたが、「サンタは精神的なもの…

【読書】人に何かを教えるということに関心のある人や、誰かに何かを学習させなければいけないという人は読むべき一冊 アーリックボーザー『Learn Better』

Learn Better――頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ 作者: アーリック・ボーザー,月谷真紀 出版社/メーカー: 英治出版 発売日: 2018/07/19 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 人に何かを教えるということに関心のある人や、誰かに何か…

社会のデジタル化とともに、教室もデジタル化が迫られているのではないか。

僕はもっぱら電子書籍派です。 「電子書籍よりも、読むならやっぱり紙の本」と信じる大人に、今知って欲しい子どもたちの話 www.itmedia.co.jp 読書をする子供は学力が高い。 読書をする子供は、電子書籍で読んでいる。 というデータです。 こういう記事って…

【映画】終わっていなかった物語『ANEMONE /交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』

今日公開ということを今朝なんとか思い出し、早速みてきました『ANEMONE』。 映画 『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』 本予告60秒 前作をふりかえり 忘れもしないちょうど一年ほど前。大好きだったアニメ『交響詩篇エウレカセブン』…

【読書】「とりあえず明日に」で仕事が効率化する マーク・フォスターの『仕事に追われない仕事術』

仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則 完全版 作者: マーク・フォースター,青木高夫 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン 発売日: 2016/10/22 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 再読しました。というか、一…

【読書】わからなさと向き合う作品。レムの『ソラリス』

ソラリス (ハヤカワ文庫SF) 作者: スタニスワフ・レム,岩郷重力,沼野充義 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2015/04/08 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (16件) を見る 宇宙に飛び込むのはSFの醍醐味ではないかと思っています。 先日『幼年期の終り…

悩んでいたら誰かに相談するに限る

昨日のエントリーの件の続き。 今日早速同僚に相談をしました。とはいっても、今の自分の立ち位置を聞いてもらうだけです。3人の人に聞いてもらいました。 1 いつもお世話になっている先輩 2 割と同じようなことを考えていて、自分の意見をいってくれる同僚…

なにをとって、なにをとらないか

今日、僕が意識してみていたページが以下2つ。 労働組合の役員のこと https://kaku3.jp/archives/13140 決断について https://www.cafeglobe.com/2017/07/063493career.html そうです。さっき、役員をやらないかといわれてしまったのです。これまでも何度か…

【読書】宇宙にとって人間は主役ではない、そんなことが描かれている『幼年期の終り』

アーサー・C・クラークの『幼年期の終り』 幼年期の終り 作者: アーサー C クラーク,福島正実 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2012/12/21 メディア: Kindle版 購入: 3人 クリック: 125回 この商品を含むブログ (20件) を見る 未知との遭遇がテーマの作品…

相手を同等に「いろいろなことがちゃんとできる人間」としてちゃんと見る。

「良い夫」であることをやめることにしたオリラジの中田さんの記事 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181022-63684084-nkdualz-life&p=4 なるほど、なるほど。と思いながら読んでいました。しかし、どうもプンプン匂ってしまうのです。 「良い夫」…

こうやってアルバムジャケットがでるのは、かっこいいですよね。

これが私の#WeekInMusicです。(#workflow経由) pic.twitter.com/vnxt7Rb4su— ペースト状 (@tatutatata) 2018年10月22日 月1回でプレイリストを作っていたのですが、ここ最近はやっぱりアルバム単位で聞くことが多いような気がします。ということで、上のtw…

ぼくの走りがなんだか最近調子調子良い理由4つ

ここ最近、ググッと走りのレベルが上がってきたように思います。 これまでは1kmあたり6分で走っていると、結構疲れが溜まってくるのを実感していたんですけれども、今日は1kmあたり5分でいけます。ちょっと前傾フォームや足の運びに意識を向けて走ると4分前…

【映画感想】キャプテン・アメリカとアイアンマンだったらやっぱりアイアンマン派だった。

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ (字幕版) 発売日: 2016/07/22 メディア: Prime Video この商品を含むブログ (1件) を見る 『シビル・ウォー』を見ました。そうです。アベンジャーズのあれです。 『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー』は視聴済…

水を飲む生活 にシフトをしていく!という話

水筒とWaterMinderというアプリを使えば、かなり意識的に水を飲むことができますよ、という話です。 毎日WaterMinderというアプリを使っています。どんなアプリかというと、どれだけ水を飲んだかを記録できますよ、というものです。 どれだけ水を飲んだか? …

Kindleに読み上げてもらうって最高だよねという話。

iphoneでKindleを読むときに、これは出しておいたほうがいいです。 真ん中の読み上げのやつです。Audibleに登録しなくても、Kindle本を読み上げてくれるのです。多少のぎこちなさは気になりませんし、読み上げスピードをガンガンにあげられるので、これまで…

スパイダーマンの移動にもっさりは存在しない!という話

PS4のスパイダーマンにごっそりはまっている話をします。 先日、妻にお許しをこうて、PS4のスパイダーマンを買いました。 PS4でも基本的にぼくはダウンロード版を買うのです。 【PS4】Marvel's Spider-Man 出版社/メーカー: ソニー・インタラクティブエンタ…

【書評】全ての基盤は「信用」

もはや物質的なお金という幻想にすがりついている場合ではないのかもしれません。 革命のファンファーレ 現代のお金と広告 作者: 西野亮廣 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2017/10/04 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る 圧倒的な時代感…

kindle本がセールをしていたので買ったものを紹介します。

最近の読書はkindle本が中心です。 紙の書籍はどうしても場所をとってしまいます。狭い我が家には不相応なのです。だから図書館で本を借りてくるのはぜんぜんOK。 kindleの優れている点は1ページあたりの文字の大きさをこちらで決められること。まだ30手前…

【書評】不健全な心は健全な肉体に宿すべき

人の闇が、すぐそこに存在することを遠ざけてはいけないとぼくは思っています。 米澤穂信さんの『儚い羊たちの祝宴』を読みました。 儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫) 作者: 米澤穂信 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2011/06/26 メディア: 文庫 購入: 5人 クリ…

【書評】もう少し、ぼくは勉強して、相対化しなければいけません。

フレーク・フェルトハウズさんとヒュバート・ウィンタースさんが書いてリヒテルズ直子さんが訳した『イエナプラン教育ってなに?』を読みました。 イエナプラン教育ってなに? 作者: フレークフェルトハウズ,ヒュバートウィンタース 出版社/メーカー: ほんの…

【書評】ぼくも例外にもれず、「乾けない世代」

尾原和啓さんの『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書を読みました。 モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書 (NewsPicks Book) 作者: 尾原和啓 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2017/09/27 メディア: Kindle版 この商…

【書評】ぼくは教室が変わってほしい

現場の伝統的なスタイルを継承している一斉授業スタイル、またはそれを構造として組み込んでいる学校は、かなり限界がきていると考えているのが、僕の今の立ち位置です。少し深掘りします。 例外があることを前提で。 違いを認められづらい教室 同学年で構成…

【書評】本当に大切にしたい時間って?:ミヒャエル・エンデ『モモ』

何かに没頭して、ひたすらに遊んでいた子ども時代。 1日が長くって、人生が永遠に続いていくように感じていました。 いい年になり仕事を始めると、仕事に没頭しました。やりたいことがなんなのかわからないままで、がむしゃらに走っているうちに、どうやら…

【書評】阿部共実の『月曜日の友達』:特別になる勇気

「特別になりたかった」 誰もがそう思ってきたことだし、なんなら今でもそう思う。 特別になりたい。 「なんで特別になりたいの?」なんて聞かれたら、困ってしまう。 月曜日の友達 1 (ビッグコミックス) 作者: 阿部共実 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 20…

【書評】『すべての教育は「洗脳」である〜21世紀の脱・学校論〜』堀江貴文:劇薬のような本

すべての教育は「洗脳」である 21世紀の脱・学校論 (光文社新書) 作者: 堀江貴文 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2017/03/16 メディア: 新書 この商品を含むブログ (6件) を見る Amazon prime会員なら、Prime Readingでただで読めてしまいます。すごい。 …

【書評】『満願』米澤穂信:願いと欲望は紙一重?

NHKのドラマスペシャルで米澤穂信の『満願』が3夜連続で放映されました。予告を見たときから、その映像の持つ乾いた雰囲気に魅了され、久しぶりに「これは見よう」と思っていました。本当に良かった。 http://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/20000/299278.h…

【書評】『精読 アレント『全体主義の起源』』:暴力的なシステムを支えるものは

アレントの本は読みづらいです。それを『人間の条件』で痛感しました。 pastejou.hatenadiary.com 過去の反省を生かして、『全体主義の起源』は解説本から読むことに。 精読 アレント『全体主義の起源』 (講談社選書メチエ) 作者: 牧野雅彦 出版社/メーカー:…

全体主義が行き着くさきとは?『精読 アレント『全体主義の起源』』第五章

『精読 アレント『全体主義の起源』』第五章 第五章「イデオロギーとテロル」解説 全体主義が行き着く先 人を壊す全体主義という運動が、その運動を続けていった先にどうなっていたのか、そして何を産み落としていったのかがこの章のテーマです。 ここでアレ…