ペースト状です

たぶん、そういうことです。

2019-01-01から1年間の記事一覧

カフカの『審判』は案外この世界を上手にあらわしているのかもしれない。

ボソボソと少しずつカフカの『審判』を読んでいた。『変身』は何度か読んだことがある。『城』はそのいつまで立っても城にたどり着かないあの感じに心折れてしまったことが思い出される。高校生のころだった。 典型的古典だから、ネタバレもかまわないと判断…

新生B'zのライブに行ったことを振り返って。

みんなはB'zを聞くだろうか。そうだ。おっさんデゥオバンドだ。数年前まで全く僕はB'zに興味はなかった。どの曲もおんなじに聞こえると母親が言っていたが、心底その通りだと思っていた。今でも思い出される。ミュージックステーションのスーパーライブを見…

ゴイステとか銀杏が好きだったあのころの僕らに刺さるものがある。

Netflixで配信されていたので、みた『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』 TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ 発売日: 2019/07/25 メディア: Prime Video この商品を含むブログを見る どんな映画かというと、 修学旅行中の主人公神木隆之介くんがバスの事故を自殺…

あいちトリエンナーレ 情の時代に触れて

愛知県に行く用事があったので、ついでに今話題になっている「あいちトリエンナーレ」に行ってきた。ほとんど事前情報はなしで、なんなら知っていることは、津田大介氏が大炎上を起こして、「表現の不自由展・その後」は公開を中止した、というタイミングだ…

ファーフロムホームと友人と。

今日は友人とスパイダーマンファーフロムホームの話をした。公開から随分立ったので、そろそろみておかなければいけないと考えたのは、僕と同僚の共通の見解だった。海の日の昨日、それぞれが、それぞれの場所で、みた。 その友人は、スパイダーマンのような…

“FIND YOUR OWN DONUTS”そんな話をしよう

“FIND YOUR OWN DONUTS” トヨタの社長がバブソンカレッジでそんなことを言ったそうだ。 参考HP https://www.businessinsider.jp/post-193351 とてもいいことだ。ぼくもドーナツが好きだ。ドーナツは日々の原動力だ。舌がバカなぼくからしたら、丸くて真ん中…

必要な時に必要な本を『飼い殺しさせないための支援』

仕事にちょっぴり接点がある本をたまに読みます。今日はこの本。 飼い殺しさせないための支援 作者: 高原浩 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2018/12/21 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 今の僕の課題にぴったりと合致するような思いで…

久しぶりにCDショップでCDを買う。amazarashi『さよならごっこ』

久しぶりにCDショップでCDを予約して購入しました。 【Amazon.co.jp限定】さよならごっこ(初回生産限定盤)(オリジナルステッカー Amazon.co.jp ver. 付) アーティスト: amazarashi 出版社/メーカー: SMAR 発売日: 2019/02/13 メディア: CD この商品を含むブ…

当時23歳の圧倒的な文章力を見せつける平野啓一郎の『日蝕・一月物語』

平野啓一郎は『マチネの終わりに』と『決壊』は読んでいます。僕には『決壊』はどハマりでした。表面はサスペンスですが、物語自体は徹底的に主人公の内面に迫るもので、心の描き出し方があまりにも見事な作品です。『マチネの終わりに』においても、葛藤す…

おかえりルルーシュ『コードギアス 復活のルルーシュ』を見たことを

公開日した日に映画を観にいくのは、いつぶりだろうか。そんなことを考えたら、『Anemone』でも公開日に行ってました。 R2のあのラストの続きとして公開された今回の映画、かなりの満足感でしたよ。だって『復活のルルーシュ』ですもの。ルルーシュが復活し…

病んでる自分と『イエスマン』

大前提として、ペースト状は最近絶賛病んでる中と言うことです。そうでもなければ、僕はこんな時間(5時)に映画を一本見終えて、その勢いでブログを書くことはしません。もう、自己崩壊と自己否定と自己肯定をぐるぐると繰り返しながら今週を過ごしています…

まだなんとなく引っ張りたくなった『最強のふたり』

pastejou.hatenadiary.com 昨日なんだか適当に書いてしまったなと思っているのです。まぁ、書き直したりはしないですよ。多分僕の中からこれ以上の言葉出てこないし。 でも、それでも1日寝かせた今だからこそちゃんと言えることがありました。 この映画の中…

早朝に『最強のふたり』を見てそこそこほっこりして仕事に行く、そんな話。

『最強のふたり』をみましたよ。最近、思い出のおすそ分けをした時から、ずぅっと心の中でもやもやと『最強のふたり』という言葉が残っていましたので。今朝見てやりましたよ。 『最強のふたり』という邦題は確かにダサい。あの二人は最強なのか、やっぱり最…

恥ずかしさを乗り越えるために必要なことは、安定した生活だったという個人的帰結。

今日、職場の外(敷地内)で僕、雄叫びをあげていたんです。 皆さんも雄叫びをあげますよね。節分ですからね。ウォオオオオ!!って。 職場中に響いていたみたいで、ペースト状は元気だねって言われました。 30になった大人が全力で叫んでいること自体がどう…

Apple Watch Series4(セルラー)の破壊力の凄まじさ。

Apple Watch Series4を買いまして、そしてセルラーモデルにしました。 僕はとっても快適に暮らせるようになりました。これはすごい。 Apple Watch Series4にして感じた良さ 1)アプリの起動が圧倒的に早くなったこと 2)iPhoneを持っていなくても、Apple W…

今の仕事や生活に停滞感を感じたら読むべき本『鬼速PDCA』

鬼速PDCA 作者: 冨田和成 出版社/メーカー: クロスメディア・パブリッシング(インプレス) 発売日: 2016/10/24 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る amazonのPrime Readingで読みました。プライム会員なら無料なのでありがたいですよ。本当に良…

『お金2.0』は人間と社会を書いた本であって、お金儲けの本ではない。

お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book) 作者: 佐藤航陽 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2017/11/29 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (4件) を見る 結構時間をかけて読みました。丁寧に読んだというよりは、期間的な話です。Kindle…

ヒトが「人間」という仮面をかぶって生きていく本『人間失格』

『人間失格』は名作です。 初めて太宰治を。『人間失格』を読んだのは高校生の時でした。名作と言われている意味がわかりませんでした。高校生の僕はドキドキするような展開だったり、胸が締め付けられるような思いだったりを読書に求めていました。人間の心…

谷崎潤一郎の『卍』を読みましたマジ卍

年末年始はどうも他の誘惑が多く読書に時間を割くということが少なかったように思います。スマブラが忙しかったり、食べ過ぎて読書する気にならなかったり、食べた分のダイエットで忙しかったり。全部言い訳ですね。 卍(まんじ) (新潮文庫) 作者: 谷崎潤一郎…