ペースト状です

たぶん、そういうことです。

ゴイステとか銀杏が好きだったあのころの僕らに刺さるものがある。

Netflixで配信されていたので、みた『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』 

TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ

TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ

 

 

どんな映画かというと、

修学旅行中の主人公神木隆之介くんがバスの事故を自殺とみなされ、地獄に落ちてしまう。バスの隣の席に座っていたヒロイン森川葵が無事なのかどうか、そして、神木くんのことを好きなのかどうかが心残りで何度も人間として蘇ろうとチャレンジする話。

童貞感丸出しの映画だ。

 

ぼくはめちゃくちゃヒットしてしまった。昔ゴイステとかすこし大人になっても銀杏とかを聞いていた世代には、胸の奥でふつふつとするものがあるのではないだろうか。ヒロインへの憧れからの気持ち悪さや、青春時代の鬱屈が2時間の中にギュギュギュッと詰まっている。

それだけではなく適度に仏教感に基づく地獄ギャグと、小ネタの効いたロックギャグが散りばめられていて、

「なんなんだコレは…」→「そういう世界観なんだよ。この映画は」

と冒頭30分くらいで自分自身を納得させてしまうことができる。それくらいのパワーに溢れている。クドカンワールド全開なのだ。そう。童貞くさいからだ。

 

こんなにも童貞童貞と入っているのには理由がある。何を隠そう、30歳既婚にして自身の童貞っぽさが日に日に増している。この映画と強くハウリングしてしまう。

大人になっても大人になりきれない鬱屈した人間にぴったりの映画だ。童貞にもきっとおすすめだ。