4ヶ月読み続けた本『人間の条件』の話
長期の休みに入りましたので、やっと!やっと!ハンナ・アレントの『人間の条件』を読み通しました。記録を見ると、5月の末から細々と読書ジャーナルをつけているので、だいたい4ヶ月くらい読んでいたことになります。
- 作者: ハンナアレント,Hannah Arendt,志水速雄
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1994/10/01
- メディア: 文庫
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ひたすらに読みづらい…
毎朝の朝読書的な感じで出勤前に読んで「ちょっと意味わかんないです」を繰り返していました。
そして、1日かけてガッツリと読み、「ちょっと意味わかんなかったです」となりました。
この本を作者背景なしで読んで、意味わかる人いるのでしょうか?
『人間の条件』の読みづらい点
・ハンナ独自の言い回しが多すぎる
・一文が長く、意味を捉えづらい
・「しかし、なるほど、」と「なるほど」が読みづらさを増す
(途中から「なるほど」はみえないようにしていました)
・話に連続性が見えづらい(これが本当に厄介。自分の読む力の無さを実感)
と、4点ほど読みづらさをあげてやりました。あぁ、本当に読みづらかった。
一言にすると
そんな読みづらい本でも、意地になって読み終えました。
ハンナが言いたかったことを一言で僕なりに言うと、
労働がすべての基盤となる生活はダメよ。何も生み出さないわ。
ということなのでしょうか。多分違うので、違ってたら教えてください。
ただ、この本にはとても大切なことが書いてあることは間違いないです。
いつでも見えるところに置いて、折に触れて何度か読んでいきたいと思います。
そして、この夏は「ハンナ・アレントをよく知ろう・夏」と決めて、関連図書を掘っていきます。